電気のメモ

 

 
対象座標法

系統事故などによって生じる不平衡な三相電圧・電流を三つの対称な成分に分割し、それぞれの平衡した成分について計算を行い、これを合成して電圧・電流を求める計算法。
三つの対称成分を正相、逆相、零相という。

 

横流

2台の機器を並列運転している場合に両機器の誘導起電力が違うために、両機器の巻線間を流れる循環電流。

 

ループ系統

発変電所間ならびに変電所相互間が異なったルートの電線路で環状に接続、運用されている系統。

 

異系統

並列運転されていない互いに独立した系統あるいは並列運転されている系統で特に供給電源(水・火・原子力別、幹線別、変電所別)、電圧、中性点接地方式などを異にする電力系統。

 

並列運転

電力系統または同期機などが並列された状態で運転されていること。
類似語として同期機が同期して運転していることを同期運転という。

 

並列

一つの電力系統に他の電力系統または同期機を周波数と電圧位相、大きさを合わせたうえ同期させ接続すること。

 

方向試験

保護継電器に動作要素を入力して、故障点の方向や電力潮流の方向を正しく判断できるか確認すること。

 

ディジタル形継電器

マイクロプロセッサなどを利用し、入力量をディジタル量に変換して処理する継電器。
 

有効電力と周波数は大域的、無効電力と電圧は局所的

 

電気での「デマンド」の意味は一言で言うなら30分間の平均電力kWなのですが、別な言い方をすると30分間の使用電力量kWhを1時間換算した値、つまり使用電力量はkWhとあらわすように1時間使った仕事量であらわすので、この30分間の電力量を2倍にした値を「デマンド値(kW)」となります。瞬時値ではありません。15分間300kWの電力kW使って後の15分を100kWに落としておけば(300kW×15分+100kW×15分)÷30分=200kwがこのときの30分間のデマンド値となるわけです。デマンドkWと使用電力量kWHのHがついているかどうかの違いで少しややこしいですね。

50kW以上のユーザーが対象。


重力より電気力の方が強い
電流の実態。金属中の電流は電子で、液体中の電流はイオンで、半導体中の電流はホール。
電子の速度は秒速0.1mmほど、電流の伝搬速度は秒速30万km
1cm3の銅の自由電子がもし一斉に流れたら100億アンペア
静電気とは静止した電荷による現象
電流には閉回路がいる。静電気や水には閉回路はいらない。